ネイリストの不安

「ネイリストとしてこの先やっていけるのかな…?」
そんなふうに不安を感じたこと、ありませんか?
お客様から「次回の予約、ちょっと考えます」と言われた瞬間、胸がざわつく。
セルフネイルの普及で「サロンに行かなくても楽しめる時代」になり、プロの価値ってどこにあるんだろう…と考え込んでしまう。
この記事では、そんな 将来性に不安を抱えるネイリストさん に向けて、
2025年の最新事情と、協会が提唱する新しい時代のキーワード「ネイル2.0」をご紹介します。
ネイリストの将来性はある?今の業界を冷静に見てみよう

まずは現状を押さえておきましょう。
INFO
- サロン数は全国で約3万店以上
- セルフジェルの市場は年々拡大中
- 若年層は「コスパ」「気軽さ」を重視し、セルフに流れやすい
- 一方で、40代以降の女性を中心に「プロに任せたい」需要も根強い
つまり、将来性がないわけではなく「変化にどう対応するか」が問われているのです。
求人や給料だけを見れば「不安定」と思われがちですが、
新しい役割を見つけたネイリストは、むしろ需要が増しています。
課題1:セルフネイルの普及でプロとの差が見えにくい

100円ショップでもジェルネイル用品が買える時代。
「安くて手軽」なセルフが広がると、サロンは「高い」「時間がかかる」と感じられてしまうことも。
ただし、セルフネイルには必ず限界があります。
セルフネイルの限界
- 爪質やライフスタイルに合わせたデザイン調整ができない
- 爪トラブルが起きても対処が難しい
- 長期的に見ると、爪を傷めやすい
ここで必要なのが、「プロだからこそできる価値の見せ方」です。
課題2:働き方の多様化と離職率の高さ
ネイルスクールを卒業しても、数年で辞めてしまう人が少なくありません。
理由はさまざまですが、
- 体力的にきつい
- 給料が安定しない
- 将来像が描けない
この「将来像の不透明さ」が最大の問題。
だからこそ、協会としては 新しい役割モデル=ネイル2.0 を提唱しています。
解決のヒント:ネイル2.0という新しい未来像

ネイル2.0とは、単なる「装飾」ではなく、ライフサポート としてネイルを再定義する考え方です。
ネイル2.0の3つの柱
- アーティスト性・色彩
美しさやデザインの提供は、もちろんプロの使命 - お客様満足度UP!パーソナルな提案カウンセリング
お客様個人を引き立てる「似合う色」の提案で満足度と信頼UP(パーソナルカラー) - 心理ケア・寄り添い力
色彩を活かした心理学をベースに、お客様の気持ちや生活に寄り添う“聞く力”で内面から支える
これからのネイリストは、
「爪を美しくする人」から「人生を前向きにする人」へシフトしていくのです。
事例ストーリー:あるお客様の変化

例えば、ある40代のお客様。
いつも無難なベージュしか選べなかった方が、似合うカラーの提案をきっかけに、深いローズを選びました。
指先が変わると、気持ちが変わる。
周りから「雰囲気が明るくなったね」と言われ、表情まで柔らかくなった。
これは単なる「ネイルデザイン」ではなく、その人の自己肯定感を高めたサポートです。
これこそが、ネイル2.0の象徴。
まとめ:将来性は「役割の進化」にかかっている
「ネイリストは将来性がない」なんて言葉に、もう振り回されなくて大丈夫です。
大切なのは、どんな価値を提供するか。
装飾だけでなく、人生に寄り添うサポートができるネイリストには、必ず未来があります。
協会では、そのための学びや検定を通じて「ネイル2.0」を広げています。

あなた自身のキャリアをもっと安心できるものにするために、今できることから取り組んでいきましょう^^